サ高住の職場選びで失敗しないために

サ高住は、バリアフリーなどの要件を備えて職員が常駐して見守りや生活相談などのサービスを提供している高齢者向けの賃貸住宅です。

高齢化が進み、元気なお年寄りが増えてきた近年、その需要は伸びており、雇用の見込める業種の一つだと言えます。しかし、もし職場としてサ高住を選ぶ際に、十分に下調べをせずに就くと、自分の希望に沿わない「失敗」になってしまう可能性があります。

その失敗例で多いのが、「思っていた業務内容と違う」というものです。

実はサ高住にもいくつかの種類があり、比較的元気なお年寄りが利用する「安否確認などの見守りや、生活のサポート」を中心とした施設から、認知症の患者や体の不自由な方が多く、「介助や介護などの生活ケア」に重点を置いた施設まで様々なタイプが存在します。「介護のスキルを活かしたい」と考えているなら後者のタイプ、というように、自分の希望するタイプの職場を選択できるように、そのサ高住がどのタイプなのか、しっかりと情報を集めておくことが重要です。

求人広告などの求人情報にとどまらず、そのサ高住や施設を運営している法人のホームページやパンフレットなども確認するとよいでしょう。求人広告だけでは分からないような、詳細な業務形態が見えてくることもあります。例えば、同じ敷地内に訪問介護の事務所が併設されている場合は、介護ケアに重点を置いたタイプだと考えられます。

また、サ高住によっては、生活サポート等のサービス業務と訪問介護等の介護業務が兼務になる場合もあるため、事前に確認しておいた方がいいでしょう。